フリーのCPUエミュレーター「QEMU(0.6.0)」のMac OS Xビルドを試してみました。

■Mac OS XでWindows 98SE


まずはWindows 98SEをインストール。CD-ROMドライブが認識されなかったので、CD-ROMのイメージと起動フロッピーディスクのイメージを作りました。Windowsをインストールするディスクイメージを指定して、起動フロッピーディスクのイメージで起動。

qemu -fda win98fd.img -hda hd.img -boot a

プロンプトが出たところで、インストール先のディスクイメージをFDISK。いったん終了して、CD-ROMのIOSイメージをCD-ROMドライブとして指定して再起動。

qemu -m 128 -fda win98fd.img -hda hd.img -cdrom Win98SE.iso -boot a

インストールが終わったら、ディスクイメージで起動。

qume -m 128 -hda hd.img -boot c -user-net

これで先の図の状態になります。とはいえ、インストールはスムーズに進むわけではなく、インストールを続行させるために何度か起動し直したり、イメージの中のsetup.exeを直接起動してインストールを続行させたりと、結構手間がかかりました。インストール後もディプレイアダプタ、ネットワークアダプタのドライバが見つからず、なんとか動いている状態です。スピードもかなり遅いです。
QEMUのLinux版、Windows版は、かなり使えるようなので、こちらも試してみるつもりです。
以前に紹介したGNUstep Liveも動かしてみました。

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