Red Hatのサポートが終了したので、自宅サーバのOSを入れ替えることを考えています。Red Hatは企業向けのEnterpriseという製品のみになり、個人で手軽に使うのが難しくなりました。いままでの無償版に相当するものとして、Fedoraの開発がRed Hatスポンサードで始まり、2003年末にCore1がリリースされています。Red Hat系のディストリビューションに慣れているので、これに移行するという選択もありますが、FedoraはRed Hatの次期バージョンのためのテスト版という役割があり、安定性を考えるとサーバで使うのはちょっとためらわれます。そこで、安定性で定評のあるDebianへの移行を検討しています。Debianは、ユーザーベースのディストリビューションで、安定版と開発版が明確に分かれていて、aptという賢いパッケージ管理システムが用意されています。サーバという用途を考えると、安定性とアップデートの容易さからDebianかと。
で、Debianなんですが、Red Hatと比べるとインストールが難しいという特徴(?)もあります。Red Hatは、GUIのインストーラが用意されていて操作がわかりやすく、個人的にはハードウェアの認識率も高いように感じます。一方、DebianのインストーラはCUIで、手順が複雑です(1ステップずつ進んでいき、後戻りできないことも・・・)。そのかわり、Red Hatのように使うかどうかわからないパッケージが山ほどインストールされるということはありません。本当に使うものを選んで入れられるという点では、サーバ向きと言えます。とはいえ、初めてのディストリビューションでいきなり自宅サーバを入れ替えるのは危険なので、、手持ちのマシンで予行演習をしてみようと思います。そのレポートはまた後ほど。